大梵鐘について

 チェンマイ県メーワン郡バーンガート中高校内にあるタイ・ビルマ方面戦病歿者追悼之碑が建立されている敷地内の鐘楼に大梵鐘が安置されております。 

 平成元年より遺骨収集活動を始め、多数の遺骨を発掘収集してきた慧燈財団により、この大梵鐘は建立されました。

発掘されず、草生す屍となって今もジャングルや湿地帯等のどこかで眠っておられる戦歿者の追悼供養を考えた時、大梵鐘の鐘の音にて追悼供養を行いたい、という思いからです。

  京都の岩沢梵鐘製作所が鋳造したこの大梵鐘は青銅製で高さ1.5メートル、重さ1.5トンあり、平成9年から寄付を呼び掛けて平成13年に建立されたものです。

 梵鐘には、戦後、調前理事長の自坊である佐賀県因通寺に設置された戦争罹災孤児引揚養護施設「洗心寮」を昭和天皇が行幸された際、戦争罹災孤児との対面に感動され皇居にお戻りになった後に賜りなされた御製「みほとけの おしえまもりて すくすくと 生い育つべく 子らに幸あれ」が刻まれております。

  また浄土真宗西本願寺派御門主の揮毫による「南無阿弥陀仏」の称号と、元遺族会会長橋本龍太郎元首相の揮毫による「安らかに」の言葉が刻まれているという点からもこの梵鐘がどれだけの価値があるものか推して量るべきでしょう。

製作・運営

チェンマイ戦没者

慰霊祭実行委員会

 

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